東京倶楽部


倶楽部の歩み

東京倶楽部は明治の初めに、不平等条約の改正を目指した欧化政策の一環として、1884年(明治17年)、明治天皇のお考えに沿って、時の外務卿・井上馨の発案により英国に範をとったジェントルマンズ・クラブとして設立されました。国際親善の増進と会員相互の親睦、知識の交換を図ることを目的としています。この目的は、自由闊達な精神と共に今日まで引き継がれています。
東京倶楽部の創立時メンバーには、政・官・財各界の有力者や外国の大公使、駐日代表などが名を連ねていました。昭和においても戦前戦後を通じ、多くの指導的立場の人々が当倶楽部のメンバーに含まれており、そうした状況は今日まで変わりなく続いています。
東京倶楽部は設立当初、鹿鳴館に同居しておりましたが、その後、新橋、また霞が関の倶楽部ハウスで活動を続け、現在は港区六本木一丁目に移転しております。
当倶楽部の歴代名誉総裁には、親王殿下を戴いており、現在は常陸宮正仁親王殿下が就任されています。会員数は日本人と外国人を合わせて600名です。